恵子ちゃんのお土産と共に

今後の美容室として当店がイメージしていることを書いておきます。

～次世代型ヘアスタイリスト～

修行。

忍耐。

こんなニュアンスの仕事は近未来、無くなっていること前提でそれでもその時代のその瞬間に生み出される価値観に、美容室という営業は成り立っているんだろうと考えています。

ヘアスタイリストは、ヘアサロンで生まれ続けることは法律が変わらない限り、無くなることは無い。

私にとっての近未来は、子らが業として生きていく場。

働き方と生き方は、この先もアップデートしていくからヘアサロンは、今までどおりに営業しているだけで取り残されていく危機感を持つべきです。営業に無理があると、働くものの働き方に無理が生じます。そして、その無理が祟れば生き方もしんどくなる。。

これじゃ、続きませんよね。

ガロは２代目の労働環境と営業体系のかたちを、そのときに作るのではなく今から作られていく工程すら見せ続けながら、作り上げていくことに価値観を見出します。これからはここに一番、力を入れていきます。

その働き方には育児や教育はもちろん、恋愛や介護まで同時に出来る環境にならないと、女性が社会（美容業界で）働き続けるなんて当たり前なことすら出来ない職業となるのは時間の問題です。ただ、思いついてやり続けることが出来るのが、自営業です。

将来どうなりたいかの想像（自営業の強みと呼んでます）

営業の強み（クーポン誌に頼らず広告に頼らず、自身でネット発信することで集客をし続けること）

追従を許さない技術力（ひたすら質の高い時間をかけて、練習と検証と情報と科学）

時間をかけ、日々悩み。日のあたらないときに匍匐前進しながら日が昇れば気持ちよく立っている姿をお客様にご覧頂く（質のいい誤解を呼ぶ）。これの連続です。思いつくまま経営や営業展開をコロコロ変えていき続けると、誰も付いてくれません。私の美容室は、いつものお客様と共に時間をシェアしながら成長し続ける姿もお楽しみいただくため、自営業の強みと営業の知恵の強み。そして追従を許さない技術力の強みを、たとえるなら１ｍｍづつ積み上げながらその時の為の準備をしています。

美容師は人です。人に付く人を客と呼ぶ、他のサービス業とはかなり違った営業展開を好む職業です。そんな環境をうまく人生に取り込んでいき、この仕事でないと出来ない体験や経験をどんどんシェアしていく立場になっていく。大げさじゃなく、昨日あったことから情報をシェアしていく（体験型）、お客様から聞いた素敵な情報をシェアしていく（経験型）など、喫茶店や駅前で耳にするような自然な環境で起きる現象のように、ヘアサロンでこういう動きを始めていければいいなぁって。

ヘアサロンは本来、女性が活躍する場です。

事業として、売上の高さを重視するのではなく。また、経常利益率を誇る必要も無く、末永く永続的に可能にできそうな少人数での営業展開を得意とするには、日々の信頼を実績と変えるのが一番です。めちゃめちゃ目立つ必要も無ければ、特別感を謳う必要も無い。ひたむきに技術に向き合いながら、今出来る仕事の限界を正直にアップデートしていくことを引きついてもらえれば、もう失敗しないところまでこれたかな？？

恵子ちゃんが、大学の合宿で行った姫路のお土産を頂きながら、頭の中を一度整理する。

毎回ホームランを狙うんじゃなく、バントで確実に塁を進めていけるよう、慌てずじっくり丁寧に仕事していきたいと思います。

美容室は3アウトでチェンジじゃないのでね。

恵子ちゃんのおみやげでだいぶ長く語っちゃった（笑）